中国におけるED治療薬偽物の実態

バイアグラやレビトラ、シアリスなどが、ED治療薬として広く知られています。これらの薬は50ミリグラム1錠で1500円程度ですが、ジェネリックで3割ほど安値で処方されているのがポピュラーです。
それなりに高価な薬であることから、個人輸入などを利用して安く手に入れようとする人も少なくありません。大変人気がある薬であるがゆえに、それだけED治療薬偽物も横行します。

このことを受け、バイアグラを販売するファイザー製薬とレビトラを販売しているバイエル薬品、シアリスを販売する日本イーライリリー、そして日本新薬の4社がED治療薬偽物の調査を行いました。
調査方法は日本国内の通販サイトとタイの通販サイト、それぞれ30サイトずつから購入し、化学分析を行うというものです。化学分析の結果、全体の55%がED治療薬偽物であり、日本では43.6%、タイにおいて67.8%であったとの実態を発表しました。
偽物も全く有効成分が含まれていないものから、含まれていても極端に少ないもの、また異様に有効成分に近いものが多く含まれているものなど統一されてはいません。
有効成分が全くなく、わけのわからない成分が含まれているのも危険ですが、有効成分が多く含まれている過ぎるのも大変危険です。

偽造薬が作られている最大の拠点は中国と言われています。中国工場での製造の実態は正規薬のそれとは程遠く、中古のセメントミキサーで混ぜたり、着色のためにペンキが使われたり、シンナーなどでツヤをつけるなどが行われています。不衛生な環境下で作りだされた錠剤は無造作に置かれ、出荷を待ちます。
ただしボトルから外箱まで精巧に真似されていますので、どこからも中国で作られたことはわかりませんし、このような実態も知ることはできません。日本においては半数以上が本物を取り扱っていたということが幸いです。
ED治療薬偽物をつかまされないためには、信頼できる業者を選ぶことが先決です。自分の目利きに自信がない場合は、大人しく医者にかかるのが最も安全でしょう。

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